2-14-14 Komagome, Toshima-ku, Tokyo 170-0003 Japan
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Light, colour, outlines
2021.3.27 (土) – 4.25 (日)
水曜日-土曜日 12:00-18:00 / 日曜日 12:00-17:00
月・火・祝祭日休
*オープニングレセプションはございません。ご来場の際は、マスク着用・アルコール消毒のご協力をお願い致します。 発熱や咳等の症状のある方、体調のすぐれない方はご遠慮ください。また展示室内の密集を避けるため、入場制限を行う場合がございます。
この度 KAYOKOYUKIでは、髙木 大地(たかぎ・だいち)の3年ぶりとなる個展「Light, colour, outlines」を開催いたします。
髙木はこれまで、「抽象」「具象」の概念の狭間で、その度合いを変化させながら、絵画制作を続けてきました。形態表現を切り口に静物や風景を抽象化させた作品に始まり、近年ではシェイプドキャンバス状の作品や、グリッド構造を扱った作品へも積極的に展開していました。2018年の渡蘭以降は、これまでの理論や方法以上に、「視る」ことと「描く」こと直感を頼りに描く行為に取り組み始めました。木、雨、水面、窓、月、鳥など、作家の身の回りに存在する具体的な物からモチーフが選ばれ、アーティストが実際に経験した空間や質感を、絵具と筆を様々に扱いながら一つ一つ確認し、絵画を成立させています。
また、本展にあわせまして、髙木の約10年間の作品をおさめた作品集、「Daichi Takagi 2010-2021」を刊行いたします。彼の制作の根拠となるドローイングやスケッチの数々とともに、年代を追いながら、髙木絵画の変遷を辿ることができます。
ぜひ展示されている最新作をご高覧いただきながら、作家がどのように物事を捉え思考し、絵画に昇華しているのか、また、今後どのように展開されていくかについて、想像を巡らせていただけたら幸いです。
1982年岐阜県生まれ。多摩美術大学絵画学科油絵専攻卒業後、同大学大学院美術研究科修士課程修了。2018年9月より、文化庁新進芸術家海外研修制度を受けオランダを拠点に活動。現在は神奈川県在住。
主な展覧会に、「DOMANI・明日展」国立新美術館(東京、2021)、「髙木大地、ルシア・ビダレス、山下紘加」タカイシイギャラリー(東京、2020)、個展「Intuition」TIME & STYLE アムステルダム(オランダ、2019)、個展「aspect」KAYOKOYUKI(東京、2018)、「現代美術実験展示 "パースペクティヴ(1)"」インターメディアテク(東京、2017)、個展「Periphery」Foundation B.a.d(オランダ、2016)、「版画工房の仕事 "Footprints"」カスヤの森現代美術館(神奈川、2016)、「クール・インヴィテーションズ 2」XYZ Collective(東京、2015)、「絵画の在りか」東京オペラシティ・アートギャラリー(東京、2014)、「ダイ チュウ ショー 最近の抽象」府中市美術館 市民ギャラリー / LOOPHOLE(東京、2013)、「肥えた土地」アキバタマビ 21(東京、2011)、「SSS-expand painting」MISAKO & ROSEN(東京、2010) など。