ケイト・ニュービー KATE NEWBY

Very active weather
2024.2.17(土)- 3.24(日)
オープニングレセプション:2.17(土)17:00-19:00

同時期開催:

2024.2.16-5.31
エコロジー:循環をめぐるダイアローグ / ダイアローグ2「つかの間の停泊者」
銀座メゾンエルメス フォーラム

2023.10.18-2024.3.31
私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために
森美術館

kate_newby_kayokoyuki_00.jpg

My question 2024 stoneware, glaze, glass, H 58 x W 74 x D 6 cm

この度KAYOKOYUKIでは、ケイト・ニュービーによる日本初個展「Very active weather」を開催いたします。また同時期に、銀座メゾンエルメス フォーラムにてグループ展「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ/ダイアローグ2 -つかの間の停泊者」、森美術館にてグループ展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」にも参加しております。ぜひともこの機会にご高覧くださいませ。

ケイト・ニュービー(1979年、ニュージーランド、アオテアロア生まれ、アメリカ、テキサス在住)は、慎重かつ入念な建築物への介入を通じて、都市空間におけるギャラリーという場所、作品、鑑賞者との間に、新たな関係性を構築しています。本展覧会では、私たちはケイトによってエントランスに設置されたテラゾーのステップに迎え入れられ、その上を歩くように誘われます。この富山で製造されたレンガ色のテラゾーには、投げるという行為によって形成されたケイトのセラミック作品が混入しています。ケイトは産地の生産者とのコラボレーションを頻繁に取り入れており、そうすることで、既存の工場のプロセスに自らを組み込み、彼女独自の美術的アプローチと調和させているのです。ケイト自身は、既存の道具に頼るのではなく、彼女自身の身体の重さや動きによってセラミック作品を制作します。これは産業的に生産された鋭く洗練された仕上げとは対照的な馴染みやすさや温かみを示しており、両者を並行して見せようとしています。
また、東京の通りや歩道で見つけた割れたガラスをテキサスの粘土に混ぜ、焼き上げた作品は、時間の経過とともに変容する日常の性質を明らかにします。本展覧会のタイトル「Very active weather」に反映されているように、ガラスのエッジが丸くなり色褪せていることは、気候や人間の活動などの外部要因の影響で変容する原材料を想起させるのです。

各作品は注意深く、そして意図的に配置され、ギャラリーとケイトの作品の間に共生関係を形成します。また、様々な有機的なテクスチャーは、都市景観のなかでの生物や菌類の成長を連想させます。ケイトは、駒込のギャラリーの既存の構造にロープ、ガラス、セラミックをさりげなく織り交ぜながら、地域の建築物に対する知覚的意識を高めるだけでなく、何も配置されていない空間の潜在的な可能性にも注意を向けようとします。この没入的なアプローチでは、作品は浮遊し、吊るされ、隠れ、私たちに物質と空間に対する感性を刺激し熟考することを促すでしょう。

ケイト・ニュービー

1979年、ニュージーランドのアオテアロア生まれ。2015年にオークランド大学美術学部大学院の博士課程を修了。現在はアメリカのテキサス在住。

主な展覧会に、個展「She’s talking to the wall」Te Papa Tongarewa, Museum of New Zealand(ウェリントン、2023)、個展「miles off road」Fine Arts(シドニー、2023)、個展「Had us running with you」Michael Lett(オークランド、2023)、「Réclamer la Terre」Palais de Tokyo(パリ、2022)、個展「So close, come on」The Sunday Painter(ロンドン、2022)、個展「We are such stuff」Laurel Gitlen(ニューヨーク、2022)、個展「Try doing anything without it」Art: Concept(パリ、2022)、「L'oeil du serpent」Musée d'art contemporain de la Haute-Vienne(ロシュシュアール、2021)、「The Flames: The Living Arts of Ceramics」Musée d'art moderne de Paris(パリ、2021)、「washed up」Hessel Museum of Art, Bard College(ニューヨーク、2021)、個展「YES TOMORROW」Adam Art Gallery(ウェリングトン、2021)、個展「Wild was the night」Institut d’Art Contemporain(ヴィルールバンヌ、2019)、個展「A puzzling light and moving.」lumber room(ポートランド、2019)、個展「Nothing in my life feels big enough」Cooper Cole(トロント、2019)、「21st Biennale of Sydney」Cockatoo Island and the Art Gallery of New South Wales(シドニー、2018)、「Further Thoughts on Earthy Materials」Kunsthaus Hamburg(ハンブルグ、2018)、個展「I can't nail the days down」Kunsthalle Wien(ウィーン、2018)、「In Practice: Material Deviance」SculptureCenter(ニューヨーク、2017)、「The Promise, curated by Axel Wieder」Index - The Swedish Contemporary Art Foundation(ストックホルム、2017)、個展「Let me be the wind that pulls your hair」Artpace(サン・アントニオ、2017)など。

また、The Joan Mitchell Foundation(2019)、The Chinati Foundation(2017)、Artpace(2017)、Fogo Island(2013)、the International Studio & Curatorial Program ISCP(2012)などのレジデンスに参加した他、ニュージーランド最大の現代美術の賞であるthe Walters Prizeを2012年に受賞し、2022年にthe Ettore Fico Prize(トリノ)など数多くの賞を受賞している。